新入社員の「声」

先輩社員の声をお届けします!

  • 経営管理部 財務課/齊藤 花子
  • 人事総務部/後藤 大智
  • 品質保証部 検査・試験課/立花 澪子
  • 技術第二部 技術課/五味 政裕
  • 製造第一部 組立第一課/両角 美智華
  • 製造第一部 組立第二課/福田 琢也
  • 製造第二部 工作課/青山 直人

五味 政裕

技術第二部 技術課

2018年入社

鉄道車両用の表示器の仕事

 私は鉄道車両用の表示器に関わる業務を行っており、主にソフトウェアの設計・製作をしています。 ひとつの製品・案件について、お客様との打ち合わせを行う段階から製品のソフトウェア製作過程、どのような確認試験が必要かの検討、出荷後の問い合わせ対応まで一貫して担当しています。 お客様から仕様や動作についてお問い合わせいただくこともあるため、製品の仕様についても確認し、先輩社員と回答内容を相談しながらお客様とやり取りを行っています。
 普段の業務は、デスクワークが中心ですが、製品が完成した際には動作確認のために車両システムの模擬環境を構築し、表示内容の確認を行います。 また、現地に赴き、車両に搭載された表示器が仕様通りに表示されているかを確認することもあります。 森尾電機は、いろいろな鉄道車両用部品を製造していますが、その中で表示器は最も一般のお客様が見る機会の多い製品だと思います。 自身が業務に携わった製品が使われている車両を利用した際、正常に動作している所を自分の目で見たときには、大きなやりがいを感じることができます。

好きなことを仕事に

 幼い頃から鉄道が好きで、「自分の好きな鉄道に携わりながら社会に貢献したい」、「鉄道に関わる仕事を通じて社会インフラを支えたい」という思いがありました。 また、大学で電気機器について学んでいたこともあり、鉄道車両用電気機器の設計に従事することで、学んだことも活かせると考えました。
 森尾電機を就職先として選んだ理由は、鉄道車両用電気機器が主要な製品であり、仕事として携わることができる可能性が高いと考えたからです。 多くの鉄道事業者様との取引もあり、様々な車両に関わることができると考えていました。
 実際に業務にあたってみると、表示器の仕様を理解するには、鉄道に関する知識が役に立つ場面があります。 路線ごとに特色があり、表示コンテンツもそれに合わせた仕様となっているため、路線図・車両の運用などの知識が仕様検討の場面などで役に立つことがあります。 しかし機器の動作を理解するためには多くの技術的な専門知識が必要であり、日々勉強しています。 特に情報通信に関する知識やプログラミングなどの知識は必須ですが、もともと苦手意識がある分野だったこともあり、もっと勉強しておけば良かったと少し後悔している所もあります。 足りない知識は勉強して身につけながら、今後も新しい技術にも目を向け、積極的に業務を遂行していきたいと思います。

長きに渡り使用される鉄道車両用の部品設計に関わる一人として

 鉄道車両はワンマン運転や自動運転など、新たな技術を取り入れて日々発展しています。 鉄道車両用部品の設計に関わる一人として、その時々のニーズに対応した製品を開発することで、今後の鉄道業界の発展に貢献したいと考えています。
 鉄道車両は、長きに渡り使用されるため、必然的に自分が設計した製品も長きに渡り使用されることになります。 また、長く使用される分、途中で機能追加などの要望をいただくこともあり、過去の製品と向き合う場面が多々あります。 時には自分が生まれる前に設計された製品に関わることもありますが、当時の技術に触れることができるのはとても興味深いです。 今は当たり前のようにできることが、当時は色々な制約の中で工夫して作られているなと感じることができます。
 今、私が設計に携わっている製品も今後何十年と長く使われることになっていくでしょうし、後輩たちが同じ製品に関わるかもしれません。 後から製品に関わる人たちにも理解しやすい形にすることを心掛けたいと思います。 ソフトウェア設計者・製作者としてはまだまだ技量が足りておらず、先輩たちの助けを必要としてしまう場面ばかりですが、先輩たちが作り上げてきた製品を参考に、 自分が蓄積してきたスキルを注入し、より優れた保守性の高い製品を設計できるようになることが目標です。
 業務を遂行する中で、様々な検討・試行錯誤を重ねていくことがあります。多くの経験を積みながら、丁寧に業務をこなし、自分自身のスキルも向上させていきたいです。

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